「時をかける少女」

時をかける少女 [DVD]

時をかける少女 [DVD]

 話は戻るが、このまえの散歩会で、大林の「時をかける少女」は傑作だ、といったら、非難ゴウゴウだったのだ。

 なぜだ!



 この傑作映画のどこがいかんのか、理解に苦しむ。大林の演出も、原田知世の主演も、時をかけるシーンのすばらしさも、上原謙入江たか子の老夫婦の切なさも、主題歌も、ミュージカルのようなカーテンコールも、どこにも文句のつけようがないではないか。なぜ、この映画が好きといっただけで非難されなくちゃいかんのか。納得できん。

 おれは何と言われようが、この映画が好きだぞ。LDもっていたけど、プレーヤーが調子悪いのですぐには見られないが、ええい、思い切ってDVDを買ってしまうぞ。

 でも、考えてみると、大林映画ももうずっと観ていない。今、確認したら、もう見ていない作品のほうが多くなってしまった。すでにリタイアしてしまったファンではあるが、一時期はもっとも好きな監督だったと思いかえす。

好きなのは以下の順かな。

  1. 時をかける少女」 どこにも文句のつけようがない。文句あるか。
  2. 「廃市」 これはゴシック・ロマンなのである。 
  3. 「HOUSE/ハウス」 クンフーこと神保美喜が最高である。鰐淵晴子も、笹沢左保もよろしい。
  4. 「BLACK JACK/瞳の中の訪問者」 誰がなんと言おうと、宍戸錠ブラック・ジャックは、おれは好きだ!
  5. さびしんぼう」 まあ、あとはこれかな。出来はいい。趣味じゃないけど。

TV作品では「麗猫伝説」がダントツでよかった。佐藤允も、内藤陳も、かっこいいっす。