2007-01-01から1年間の記事一覧

某所で知った「素行調査」をやってみた。

http://detective.kayac.com/ - 公開の歴史には森下霧街の影が見え隠れしている。 森下霧街は渡辺東とつながっている。 森下霧街は、初版発行について聞いて回っていた。 森下さんは森下霧街の過去を知っている。 森下霧街といえば昭和。 森下霧街は、アンド…

警視庁草紙/第1話

山田風太郎の明治ものを読むときの補助として、作成してみた。 既読者を想定しているので、結末まで明らかにしている。

今日思いついたこと

智に働けば腹が立つ 情に棹させば騙される 意地を通せば屁理屈だ とかくにミステリは読みにくい

1月の屋根裏の散歩会

日時 2008年01月20日(第三日曜日) 午後1時−5時 場所 豊島区勤労福祉会館(東京都豊島区西池袋2-37-4) http://www.toshima-mirai.jp/center/e_kinrou/1月の散歩会は、恒例の「五賞を斬る!」です。 以下の作品から、昨年度の最優秀新人作品を決めます。 -…

12月の屋根裏の散歩会

- 場所 豊島区勤労福祉会館(東京都豊島区西池袋2-37-4) http://www.toshima-mirai.jp/center/e_kinrou/ 読書会テキストは 『死の接吻』アイラ・レヴィン ハヤカワ文庫・ほか 散歩会は概ね午後2時〜5時。 読書会は午後3時半ごろからです。 その後、池袋…

『PLAYBOY日本語版』を買ってくる

ミステリー特集があったので、買ってみた。付録にプレイメイト・ヌード付の卓上カレンダーがついている。おまけに今月のプレイメイトは、なんとリンゼイ・ワグナー! エエッ、とのけぞったが、バイオニック・ジェミーとは同名異人でした。

ミステリ・マガジンを買ってくる

おそるおそる買ってきた。長らく親しんできた「ミステリマガジン」のロゴも変わっている。やはり、海外ミステリの紹介欄が減っている。遠からず、「ジャーロ」みたいになるんだろうか。期待していた「「新・世界ミステリ全集」を立ち上げる」は、すでに苦し…

『インシテミル』米澤穂信

インシテミル作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/08メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 598回この商品を含むブログ (348件) を見る昨日は月例の屋根裏の散歩会。『インシテミル』の読書会であった。 じつは、この本を選んだのは、かくい…

世界ミステリ史概説7

■世界ミステリ史概説(7)/スパイ小説の時代(1960-1969) 1950年代が警察小説と犯罪小説(心理サスペンス)の時代だったとすれば、1960年代はスパイ小説(エスピオナージュ Espionage)の時代といえる。『カジノ・ロワイヤル』(1953)に初登場したイァン…

世界ミステリ史概説6

■世界ミステリ史概説(6)/ジャンルの発展と拡散(1950-1959) 1950年代になると、ハードボイルド派の作家に世代交代が見られるようになる。チャンドラーは『長いお別れ』(1953)を発表したものの、1959年には他界した。ジョン・エヴァンスやウェイド・ミ…

今さらながらの、「新本格ミステリ」について

ミステリの歴史を見ると、多くの「バッシング」が見られる。とくに昭和30年代にはハードボイルドに対する風当たりが強かったようで、(正確にはハードボイルドではないものの)大藪春彦へのバッシングには手厳しいものが多かった。九鬼紫郎の著した『探偵小…

ショック!!

ミステリマガジンを買ってきた。 来月からミステリマガジンは、リニューアル創刊。海外ミステリ専門誌ではなく、「海外・日本を問わないミステリの総合誌として新たに生まれ変わ」るのだという。

風の証言

『十角館の殺人』の新装改訂版文庫に、綾辻行人が「新本格バッシング」について書いているらしいことを、Webサイト「ミステリっぽい本とプログレっぽい音樂」 http://blog.taipeimonochrome.ddo.jp/wp/markyu/index.php?p=1403 で知った。で、確認したら、た…

世界ミステリ史概説5

■世界ミステリ史概説(5)/第二次世界大戦と戦後(1940-1949) 1939年に始まった第二次世界大戦は1945年まで続いた。この時期、日本では探偵小説はまったくといっていいほど書かれなかったが、英米では多くのミステリ作品が発表されていた。しかし、戦争前…

世界ミステリ史概説4

■世界ミステリ史概説(4)/探偵小説の黄金時代(1918-1939) 第一次世界大戦が終結した直後から第二次世界大戦が始まる1939年までの20年間は、一般に探偵小説の黄金時代と呼ばれている。ホームズ以来のロマンティックな探偵小説から、恋愛や冒険の要素を切…

世界ミステリ史概説3

■世界ミステリ史概説(3)/短篇探偵小説の時代(1891-1917) ポーの短篇にはじまった探偵小説であるが、1840年代から1880年代までは、多くの探偵小説、またはそれに隣接する犯罪小説は長篇として発表された。読者の興味を引き続けるセンセーショナルな題材…

世界ミステリ史概説2

■世界ミステリ史概説(2)/ポーからドイルまで(1841-1890) 文学における犯罪と悪のテーマは古く世界共通であるのに、犯罪の解明を物語の中心的興味とした文学は近代になってからしか登場しない。探偵小説の生成を民主主義の達成と関連付ける説には眉に唾…

世界ミステリ史概説

長らく書いている「ミステリの歴史」だが、このペースでいくと、いつ終わりになるのか見当もつかないことになってしまった。まあ、自分が楽しみながらまとめているので、終わりにならなくてもいいのだけど。しかし、最初はおおざっぱな流れをつかんでみよう…

ドイルの十年

ええ、ほんとに久しぶりの追加。 サイトの方で書いていこうかと思ったけど、とりあえず、このブログには下書きとしてアップします。 ■ドイルの十年――1891〜1900年/イギリス(その2) 1891年から1900年までの短篇探偵小説のシリーズで、アーサー・モリスン…

「モナリザお京」

知り合いからビデオを借りて観ました。 棚下照生の原作の映画では、唯一の現代もの。モナリザお京 [VHS]出版社/メーカー: 大映発売日: 2001/01/12メディア: VHS クリック: 5回この商品を含むブログ (2件) を見る↑残念、映像が出ない。

ホームズのライヴァルたち

1891〜1901年のホームズのライヴァルたち 中間報告として。

ホームズのライヴァルたち

ホームズのライヴァルたちを調べていて、こんなページを見つけた。 ↓http://www.geocities.com/jessnevins/vicintro.htmlヴィクトリア朝の探偵小説・冒険小説・ファンタジー・SF関連のさまざまな架空キャラクターが解説してある。 押川春浪の海底軍艦の主…

近況

しばらく、このブログもほったらかし。 あまり間を空けるのもナンなので、適当なことを書いておこう。「ミステリの歴史」はしばらくおやすみ。「屋根裏通信」の方に、これまでの文章をまとめている最中である。

サイトにアップ

屋根裏通信に「ミステリの歴史」のこれまでの分を、まとめなおしました。まだ途中までですが、文章もかなり加筆訂正してあります。 お暇な方は、読んでみてください。

昨日のオフ会

昨日は例によって屋根裏の散歩会であった。 読書会テキストはローレンス・ブロックの『快盗タナーは眠らない』。最近翻訳された本だが、1960年代に書かれたブロックの初期作品だ。

1891〜1900年/イギリス

■ドイルの十年――1891〜1900年/イギリス エラリイ・クイーンは短編集によるミステリ発展史《クイーンズ・クォーラム》の中で、1891〜1900年を「ドイルの十年 The Doyle Decade」と呼んでいる。言うまでもなく1891年はシャーロック・ホームズの短篇シリーズが…

ホーナングの翻訳について

論創海外ミステリの『二人で泥棒を』は、紳士強盗ラッフルズのシリーズがはじめてまとまった貴重な訳本である。そのご、第二短篇集も、第三短編集も同叢書で刊行され、とりあえず、長い間本邦の紹介が遅れていたこのシリーズは、気楽に読めるようになった。

「本格ミステリ冬の時代」はあったのだ(3)

しばらく間があいてしまった。というより、もうこのネタに飽きてきた。(笑) でも、前回の続きを途中まで書いたので、そこまで、とりあえず、アップしておこう。 自分へのメモ程度の内容である。まさに「独り言」。

暴いておやりよ、ブラヴァッキー

『ビッグ・ボウの殺人』を読んで気になったことがあった。被害者の社会運動家の死体のそばに、ブラヴァッキー夫人の著書があるのだ。 ブラヴァッキー夫人って、神智学協会の人じゃなかったけ?で、ちょっとグーグル検索すると、出てきた。http://www7.ocn.ne…

『バベルの謎』長谷川三千子

バベルの謎―ヤハウィストの冒険 (中公文庫)作者: 長谷川三千子出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2007/04/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (11件) を見る一ヶ月くらいかけて、少しづつ読んでいた。 傑作である。