2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

今さらながらの、「新本格ミステリ」について

ミステリの歴史を見ると、多くの「バッシング」が見られる。とくに昭和30年代にはハードボイルドに対する風当たりが強かったようで、(正確にはハードボイルドではないものの)大藪春彦へのバッシングには手厳しいものが多かった。九鬼紫郎の著した『探偵小…

ショック!!

ミステリマガジンを買ってきた。 来月からミステリマガジンは、リニューアル創刊。海外ミステリ専門誌ではなく、「海外・日本を問わないミステリの総合誌として新たに生まれ変わ」るのだという。

風の証言

『十角館の殺人』の新装改訂版文庫に、綾辻行人が「新本格バッシング」について書いているらしいことを、Webサイト「ミステリっぽい本とプログレっぽい音樂」 http://blog.taipeimonochrome.ddo.jp/wp/markyu/index.php?p=1403 で知った。で、確認したら、た…

世界ミステリ史概説5

■世界ミステリ史概説(5)/第二次世界大戦と戦後(1940-1949) 1939年に始まった第二次世界大戦は1945年まで続いた。この時期、日本では探偵小説はまったくといっていいほど書かれなかったが、英米では多くのミステリ作品が発表されていた。しかし、戦争前…

世界ミステリ史概説4

■世界ミステリ史概説(4)/探偵小説の黄金時代(1918-1939) 第一次世界大戦が終結した直後から第二次世界大戦が始まる1939年までの20年間は、一般に探偵小説の黄金時代と呼ばれている。ホームズ以来のロマンティックな探偵小説から、恋愛や冒険の要素を切…

世界ミステリ史概説3

■世界ミステリ史概説(3)/短篇探偵小説の時代(1891-1917) ポーの短篇にはじまった探偵小説であるが、1840年代から1880年代までは、多くの探偵小説、またはそれに隣接する犯罪小説は長篇として発表された。読者の興味を引き続けるセンセーショナルな題材…

世界ミステリ史概説2

■世界ミステリ史概説(2)/ポーからドイルまで(1841-1890) 文学における犯罪と悪のテーマは古く世界共通であるのに、犯罪の解明を物語の中心的興味とした文学は近代になってからしか登場しない。探偵小説の生成を民主主義の達成と関連付ける説には眉に唾…

世界ミステリ史概説

長らく書いている「ミステリの歴史」だが、このペースでいくと、いつ終わりになるのか見当もつかないことになってしまった。まあ、自分が楽しみながらまとめているので、終わりにならなくてもいいのだけど。しかし、最初はおおざっぱな流れをつかんでみよう…