2009-01-01から1年間の記事一覧
■1950〜1954(昭和25年〜29年)その2/翻訳児童文学の振興(承前) 敗戦の翌年から1946年の4月の『赤とんぼ』を皮切りに、「良心的」児童文学雑誌が次々と創刊された。民主主義の広まりと共に活況を呈した児童文学界は、1946年3月に児童文学者協会を設立、…
■1950〜1954(昭和25年〜29年)その1/翻訳児童文学の振興 「戦後児童文学の50年を概観する」(日本児童文学者協会編『戦後児童文学の50年』所収/文渓堂1996)の中で、鳥越信は日本の児童文学史を次のように年代区分している。
開催日時 2009年12月20日(第三日曜日) 場所 豊島区勤労福祉会館(東京都豊島区西池袋2-37-4) http://www.toshima-mirai.jp/center/e_kinrou/ 読書会テキストは、 『現代短篇の名手たち1/コーパスへの道』デニス・ルヘイン (ハヤカワ・ミステリ文庫) 散歩会…
2010年1月に行なう「五賞を斬る!」の候補作です。 江戸川乱歩賞 『プリズン・トリック』遠藤武文(講談社) 横溝正史賞 大門剛明『雪冤』(角川書店) 『僕と「彼女」の首なし死体』白石かおる(角川書店) 日本ミステリー大賞新人賞 『プラ・バロック』結…
開催日時 2009年11月15日(第三日曜日) 場所 豊島区勤労福祉会館(東京都豊島区西池袋2-37-4) http://www.toshima-mirai.jp/center/e_kinrou/ 読書会テキストは、『鉄の骨』池井戸潤 講談社散歩会は概ね午後2時〜5時。 読書会は午後3時半ごろからです。 …
■1945〜1949(昭和20年〜24年)その11/その他の出版社の大衆児童文学3 この時期、児童読物を数冊だけ刊行した出版社の作品を見ていこう。
2010年1月に行なう「五賞を斬る!」の候補作です。(受賞作品は決定です) 江戸川乱歩賞 遠藤武文 『プリズン・トリック』講談社 横溝正史賞 大門剛明『雪冤』角川書店 白石かおる『僕と「彼女」の首なし死体』角川書店 日本ミステリー大賞新人賞 結城充考…
開催日時 2009年10月18日(第三日曜日) 場所 豊島区勤労福祉会館(東京都豊島区西池袋2-37-4) http://www.toshima-mirai.jp/center/e_kinrou/ 読書会テキストは、『荒野のホームズ』スティーヴ・ホッケンスミス 早川書房(ポケミス)散歩会は概ね午後2時〜…
■1945〜1949(昭和20年〜24年)その10/その他の出版社の大衆児童文学2 前回に引続き、この時期の大衆児童文学をの刊行書目を追っていこう。根本正義の「〈書誌〉占領下の少年小説・少女小説・少年講談――偕成社・ポプラ社・講談社・東光出版社・光文社を除…
■1945〜1949(昭和20年〜24年)その9/その他の出版社の大衆児童文学1 講談社、光文社、偕成社、ポプラ社以外の出版社の、1945年から1949年(昭和20年〜24年)の間に出版された大衆児童文学の概要を、根本正義の「〈書誌〉占領下の少年小説・少女小説・少…
開催日時 2009年09月20日(第三日曜日) 場所 豊島区勤労福祉会館(東京都豊島区西池袋2-37-4) http://www.toshima-mirai.jp/center/e_kinrou/ 読書会テキストは、『模倣の殺意』中町信 創元推理文庫、ほか(『新人賞殺人事件』)散歩会は概ね午後2時〜5時…
■1945〜1949(昭和20年〜24年)その8/ポプラ社の大衆児童文学 偕成社と違い、ポプラ社は戦後創業した児童書中心の出版社である。同社Webサイトの社史によれば、1947年に「「地中魔」(海野十三)、「海に立つ虹」(加藤武雄)、「怪傑黒頭巾」(高垣眸)を刊行、…
■1945〜1949(昭和20年〜24年)その7/偕成社の大衆児童文学 昭和20年代に大衆児童文学をもっとも精力的に出版していたのは、偕成社とポプラ社であった。『別冊太陽 子どもの昭和史昭和20〜35年』の「怪魔もの」について書かれたページ(p109)には、光文社…
■1945〜1949(昭和20年〜24年)その6/通俗児童雑誌の乱立 すでに述べたように、1949年から1951年にかけて、『赤とんぼ』『銀河』『子どもの村』などの「良心的」児童雑誌はすべて廃刊となる。最後に残った『少年少女』の終刊(1951年12月)のことばは、以…
■1945〜1949(昭和20年〜24年)その5/痛快文庫と江戸川乱歩の少年探偵団 戦後設立された光文社は、最初の児童向け叢書として「少年文庫」と「痛快文庫」のふたつを企画した。前者は世界名作・日本昔話の再話を中心としたものであり、後者は大衆的児童文学…
開催日時 2009年08月16日(第三日曜日) 場所 豊島区勤労福祉会館(東京都豊島区西池袋2-37-4) http://www.toshima-mirai.jp/center/e_kinrou/ 読書会テキストは「今さらながらこの本を読む」企画『真っ白な嘘』フレドリック・ブラウン 創元推理文庫散歩会は…
■1945〜1949(昭和20年〜24年)その4/光文社の少年文庫と痛快文庫 1946年11月にスタートした光文社の雑誌『少年』は、戦前から継続する講談社の『少年倶楽部(少年クラブ)』を除けば、戦後最もはやく創刊された娯楽系少年雑誌である。当初はA5版サイズだ…
■1945〜1949(昭和20年〜24年)その3/芸術的児童文学と大衆的児童文学の融合 長い間、日本の児童文学は「芸術的・文学的」な児童文学と、「大衆的・通俗的」な児童文学が、乖離したまま、それぞれ別物として発展してきた。少なくとも、そう言われてきた。…
■1945〜1949(昭和20年〜24年)その2/世界名作の中のミステリ要素 戦後の講談社(大日本雄弁会講談社)が最初に企画した児童書は、戦前の「世界名作物語」の再刊ともいえる「少国民名作文庫」であった。1946年8月から1947年にかけて、次の16冊刊行された。
日本における児童向けミステリ(ジュヴナイル・ミステリ)の系譜を、少し詳しく追ってみようというのが、この文章の目的である。時代ごとにどんな作品が書かれ、また紹介されたのかを調べた結果報告が中心となるが、できるなら、それが当時の子どもたち(や…
開催日時 2009年07月19日(第三日曜日) 場所 豊島区勤労福祉会館(東京都豊島区西池袋2-37-4) http://www.toshima-mirai.jp/center/e_kinrou/ 読書会テキストは栗本薫追悼『ぼくらの時代』 栗本薫 講談社文庫 散歩会は概ね午後2時〜5時。 読書会は午後3時…
開催日時 2009年06月21日(第三日曜日) 場所 豊島区勤労福祉会館(東京都豊島区西池袋2-37-4) http://www.toshima-mirai.jp/center/e_kinrou/ 読書会テキストは「今さらながらこの本を読む」シリーズ再開 『茶色の服を着た男』 アガサ・クリスティ ハヤカワ…
約束の地作者: 樋口明雄出版社/メーカー: 光文社発売日: 2008/11/21メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (10件) を見る
一昨日は、根津・千駄木近辺で、「一箱古本市」に参加した。知り合いの方々が何人かいらっしゃってくれて、これまでにない売上げ高(でも、やっと各店舗の平均売上額をちょっとだけ上回ったくらい)。その売上げ金で宴会を楽しんだのは、いうまでもない。
開催日時 2009年05月17日(第三日曜日) 開催場所 豊島区勤労福祉会館(東京都豊島区西池袋2-37-4) http://www.toshima-mirai.jp/center/e_kinrou/ 読書会テキストは 『約束の地』 樋口明雄 光文社 散歩会は概ね午後2時〜5時。 読書会は午後3時半ごろから…
講談社が1997年から1999年にかけて全24巻を刊行した「痛快 世界の冒険文学」は、著名作家によるリライトを前面に押し出したシリーズである。原作者の名前は小さく、再話者の名前が大きく表示された本の造りは、「世界名作全集」や同時期のリライト版児童文学…
小田光雄の『古本探究』(論創社2009)を読んでいたら、講談社版「世界名作全集」について言及している章があった。古本探究 [ 小田光雄 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 雑学・出版・ジャーナリズム > 出版・書店ショップ: 楽天…
日時 2009年04月19日(第三日曜日) 場所 東京都(豊島区勤労福祉会館) 豊島区勤労福祉会館(東京都豊島区西池袋2-37-4) http://www.toshima-mirai.jp/center/e_kinrou/ 読書会テキストは 『カタコンベの復讐』 P・J・ランベール ハヤカワ・ミステリ 散歩会…
開催日時 2009年03月08日(第二日曜日) 場所 豊島区勤労福祉会館(東京都豊島区西池袋2-37-4) http://www.toshima-mirai.jp/center/e_kinrou/ 読書会テキストは泡坂妻夫追悼で 『亜愛一郎の狼狽』 泡坂妻夫 創元推理文庫ほか 散歩会は概ね午後2時〜5時。 …
場所 豊島区勤労福祉会館(東京都豊島区西池袋2-37-4) 開催日時 2009年02月22日(第4日曜日) http://www.toshima-mirai.jp/center/e_kinrou/ 読書会テキストはウェストレイク追悼で 『ホット・ロック』 ドナルド・E・ウェストレイク 角川文庫 散歩会は概ね…