ハードボイル道

小鷹信光の『私のハードボイルド』を購入。

私のハードボイルド―固茹で玉子の戦後史

私のハードボイルド―固茹で玉子の戦後史



日本のハードボイルド輸入史を、自らの体験を元に語るというもの。

自伝がそのままハードボイルドの戦後史になるというべきか、ハードボイルド戦後史を描くと必然的に自伝になってしまうというべきか、まさに帯にあるように、「ハードボイル道」(!)である。

双葉十三郎のほか、小泉喜美子青木雨彦結城昌治稲葉明雄、桜井一、田中小実昌生島治郎都筑道夫に捧げられているが、最も年上の双葉だけが生きている、というのもスゴイ!