ハードボイルド

ミステリマガジンを買ってきた

巻頭鼎談は、「ハードボイルドよ、どこへ行く?」と題して、小鷹信光、逢坂剛、井家上隆幸が『私のハードボイルド』をめぐって語り合っている。写真をみると、お三方とも頭が白くなったり薄くなったりで、やはり時代を感じる。

H・C・ベイリーとハードボイルド

ウィキペディアの「ハードボイルド」の項目に記載されていた「ハードボイルド的推理小説の先駆けといえるのはイギリスの作家H・C・ベイリーのレジナルド・フォーチュンシリーズであるといえる。」という説がどこから来たのか、疑問であったが、それがわかっ…

ハードボイル道

小鷹信光の『私のハードボイルド』を購入。私のハードボイルド―固茹で玉子の戦後史作者: 小鷹信光出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/11/01メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (25件) を見る

ハードボイルドな奴

H・C・ベイリーの『フォーチュン氏を呼べ』の解説(戸川安宣)を立ち読みで読んだが(いいのか?)、ハードボイルドへの言及はなかった。こうなると、ウィキペディアの記述の元ネタは不明である。どなたかご存知の方はいらっしゃるだろうか? さて、「ハー…

ハードボイルドとH・C・ベイリー

ネットの中でハードボイルドについての情報を得ようとすると、なかなか難しい。「本格ミステリ」系のサイトは、データベース的なものから本についての感想、名探偵の紹介まで、さまざまな情報が飛び交っているが、ハードボイルドとなると、あまり見つからな…

スピレインの追記

マックス・アラン・コリンズがジェイムズ・L・トレイラーと書いたスピレインについての評論書 One Lonly Knight (1984) は題名が素晴らしい。読んでみたいが、僕は英語が駄目なのである。しかし、どんなにひっくりかえっても、これの邦訳は無理だよなあ。

『裁くのは俺だ』ミッキー・スピレイン

ミッキー・スピレインが死んだのは7月17日のことだから、もう一ヶ月以上も前のことだ。アメリカでは知らず、日本では追悼企画のひとつもないようだ。先日発売のミステリマガジン10月号でも、死亡ニュース以外に追悼記事がなかったから、もうどこもやるところ…