ミステリマガジンを買ってきた

巻頭鼎談は、「ハードボイルドよ、どこへ行く?」と題して、小鷹信光逢坂剛、井家上隆幸が『私のハードボイルド』をめぐって語り合っている。写真をみると、お三方とも頭が白くなったり薄くなったりで、やはり時代を感じる。



このなかで小鷹氏が、『私のハードボイルド』について、タイトルに偽りありとの批判をうけたと言っている。「私の」と謳っていながら、自分のハードボイルド観を語っていないということらしい。

ぼくは、この題名は、「私の愛しい人」と同じような言い回しで、「ハードボイルドはオレのもの」って意味だと思っていたよ。

で、ミステリマガジン来月号は、いよいよ、村上春樹訳の『ロング・グッドバイ』の先行掲載(三章まで)である。前から言っているのだが、ミステリマガジンに長篇の一部掲載はやめてよね。

ところで、昨日挙げた以外にも欲しい本はまだまだあった。


法月綸太郎のミステリー論集とか、異色作家短篇集の新アンソロジー編とか。


法月綸太郎ミステリー塾 海外編 複雑な殺人芸術

法月綸太郎ミステリー塾 海外編 複雑な殺人芸術

「複雑な殺人芸術」は題名勝ちだな。